以前の記事、キャンプ場から林道への帰りに偶然(けっこう必然?)巡り合ったキャンプ場にやっと再訪できる日が来ました。
雨だったり、バイクが不調(ブレーキランプスイッチが壊れた)だったり、他の予定が入ったりでずいぶん時間が経ってしまいました。とりわけこの夏は週末の雨が多かったですね。
2007年の秋、富山のキャンプ場で豪雷雨に遭い、テントの近くに雷が落ちてからというもの、悪天候でのキャンプは極力避けてます。あれは生きた心地がしないを地でいっていました。
整体の予約施術を終えてからの出発。15時に走り出します。
自宅から下道国道411号線で2時間半ちょっとですね。5時半過ぎに着きました。
オーナーさん、ゲートを開けて待っててくださっていました。
今日のキャンパーは自分一人だそうです。2007年夏の秋田県以来の完全一人キャンプです。
最近は日が短くなったので、急ぎ目に設営します。
設営し終わると、オーナーさんが特性スープを作って待っていてくれました。
焚火の前で食事しながら、
キャンプ(というか野営?)とかオフロードについてとかいろいろ話しました。
ここ10数年は単独行動が多かったので新鮮です。
話してる中で、今ほど規制が強くなかった頃に
もっといろんなところに行っておけば良かったかとも思います。
けど、現実とのせめぎ合いでそうもいかなくて、
これから喪失した感のある10年程の時間を取り返そう。っていうのが正直なところです。
現在には現在の良さがあるし。
喪失なんてネガな言葉は使いたくはないですが、そう感じてしまうんだからそこは自分を受け止めて進もうかな。と。50過ぎて思います。
気温、湿度が自分にはちょうど良い夜です。ほのかに肌寒くて焚火がありがたい。
20時過ぎまで話して、オーナーさんは帰られます。
ここから完全プライベートキャンプ始まり。オーナーさんから山梨のぶどうも頂いて、なんと贅沢な時間。
キャンプ場の正式開業後は、なかなかこんなこともできないでしょうから目一杯完全一人キャンプを楽しみますよ。
空は薄曇りで電気はないので辺りは真っ暗。整備されつくしたキャンプ場も良いんですが、本来こういうのが好きなんですよね。
お借りしたランタンの明りで残りの食材を料理します。バイクに積む荷物を減らしたくてガスランタンは持ってないんですが、LEDとかの電気系の光とは違って優しい色調で良いですね。
黙々と食材を煮ます。
主食は枝豆。
ピーマンは丸かじり。八王子産、種まで美味しいです。
クルミも少し。
食べていると、足元に何か動くものが。
数年ぶりに見るクワガタ。
踏んでしまいそうなので、山の方に逃がします。
ちょっと気をつけてあたりを見ると、いろいろいますね。
けっこう冷えてきているけど、まだ夏なんですね。
ところで、
ソロ宴の〆は、頂いたぶどう。
マスカットから。皮もとても柔らくて美味しいです。
2房とも大きくて実もギッシリなので、紫ぶどうは、明日の朝にしようと思います。
が、旨すぎて気がつけば2房とも完食いたしました。オーナーさんごちそうさまです。
明朝は、コーヒーのみで。
寝るまでゆっくり本でもよもうかな。としていると、また足元で何か動きます。
コクワガタ再来。
しばらく遊んで貰った後、もっと離れた山に逃がします。
ついでに、ちょっと散歩してみようと思います。
真っ暗な中歩いていると、遠くに街の夜景が見えてきました。
後でオーナーさんに聞いたら、石和温泉あたりの夜景だそうです。
夜景の見えるこの場所にも
展望台とかツリーハウスを建設する展望があるみたいで、楽しみです。
3年くらい前に買ったアイリスのハンドライトですが、明る過ぎて同じく3年前に行った夜中の石廊崎くらいでしか役に立った感がなかったんですが、今夜は大活躍。
フラッシュも効かない真っ暗な中で普通に撮影できます。
真っ暗闇を歩くってなんが本能が研ぎ澄まされる気がします。
時々こういううのも人間には必要ですね。
国道411号線からのバイクの走行音が時々遠く聞こえてきます。これもまた良しですね。
明日は午後から仕事なので、そろそろ寝ます。
適度に歩いて良い気分です。
最後までお読みいただきありがとうございます。