君のいた夏を忘れない・5(キャンプ場から林道)

朝5時前に目が覚めました。涼しくて山らしい空気の朝。普段より良く寝た感があります。

曇り気味ですが、明るい朝です。

早速、顔洗ったり、歯を磨いたりの後、消し炭を捨てさせてもらい、管理人の方にお礼を言って、

撤収作業を始めます。

装備類、こうして見ると、かれこれ13年以上、物によっては四半世紀使ってますね。

寝袋とエアマットを丸めてそれぞれ専用袋に仕舞います。

エアマットの更に下に敷いていた銀マットを畳み、着替えというかライディングパンツを穿きます。

ちょっとずつ、日が差してきました。
別角度から。もう少しでキャンプサイトにも日が差しますね。

後はテント本体等の片づけなんですが、 現状夜露でテントやタープがけっこう濡れていて、どうしようか少し迷いました。

バイクもテントも、なかなかの夜露です。

このキャンプ場、ありがたいことにチェックアウト時間が12時とゆっくりめなので、テントを張ったまま荷物をテント内に残し、空荷で身軽に川上牧丘林道をピストンして11時半頃までにキャンプ場に戻り、日が高くなってから夜露が乾いたテントを畳んでクリスタルラインで帰るか。

濡れたままのテントを丸め荷物満載で(これはこれで楽しい)川上牧丘林道を群馬県側に下って、県道68号を左折、県道108号に入って信州峠を越え、松平林道経由でクリスタルラインに戻り、帰るか。

前者後者2択です。

40歳代後半から朝は食べない方が調子良いことが多いので、山の水を飲みながら地図を見てゆっくり迷います。

スマホ持ってないんで、紙地図です。慣れの問題なんでしょうけどツーリングマップル眺めてると和みます。

良い雰囲気。ポリタンクの水も美味しく感じます。100円ショップの椅子、タンク台としても使えます。

そのうち久しぶりに群馬側の松平林道を走ってみたくなり、後者を選択です。

夜露もタオルで何回か拭いたら、まあ積めるレベルにはなりましたし。

タオル1枚でいろいろ拭きまくりました。絞って絞って朝から良い筋トレです。

昨日の出発前と同じ様に、大きなポリ袋に重い順で荷物を詰め込んでいきます。

リアキャリアの面積を多少なりとも広げるためと防振のために銀マットを載せます。

これを40㎝×40㎝のツーリングネットで固定します。

この上に、さっきのポリ袋を載せて50㎝×50㎝のツーリングネットで固定します。このネットは荷物の脱落防止のためフックを2カ所増設し合計8カ所にしていて、しっかり固定でき安心感があります。

こういう図、旅してる感があって好きです。
湿ったままで適当に丸めたテントやフライシート類は、ポリ袋内の蒸れ防止のためむき出しで積みます。万一の転倒の際、破れないように30㎝かける30㎝のツーリングネットで一番上に固定しました。

この年式(2007年)のシェルパ、コールドスタートがちょっと苦手なので、他のキャンパーさんからかなり離れた位置に持ち出してからエンジン始動します。

始動自体は、セル3秒押し×2回くらいでかかるんですが、安定するまでに長いときは5分程要します。

とは言え昨日の夕方まではエンジンを回していたのと、気温が高高度の割に比較的暖かくなっていたせいか、まあまあすんなり2~3分で安定しました。

午前8時前、キャンプ場を出ます。

バイクに跨った際、後ろの荷物がリュックに当たる感じがありましたが、走行に支障がある程ではなく気にせず行きます。

シェルパ、今日も快調です。

けっこうな下り傾斜の小道に寄り道しても、このクラスのバイクはストレスフリーですね。この荷物でもUターンが楽です。
舗装の先を少し歩いてみましたが、これ以上は進まない方が良い雰囲気。
ここでUターンします。

川上牧丘林道本線に戻って大弛峠を目指します。

峠に着いたのは、午前9時頃。もうすでに駐車車両で峠前後はいっぱいです。

そのうち山にも登ってみたいな。と思いながらも登山装備もなく今日はパスです。

気軽に駐車できそうな感じでもなく、峠の画像は無しです。

群馬県側のガレ場部分にSW20型のMR2を鼻先を上り側にして停めている方がいて、オフ車乗りとしては、どうやったらここまで来られたのか激しく知りたかったです。

もっと整備された林道ですが、昔々、中津川林道を上るコルベットを見たこともあるし、山は奥が深いな。

峠から少し下って、駐車車両もいなくなったところ。
少しガスが出てきました。
ちょっとした広場の様になっています。
ガスっても、空は高くて澄んでいます。
また走り出します。

川上村に向かって下って行きます。

良い雰囲気。

途中、左側に前から気になっている支線が見えてきました。地図で見ると大した距離も無いピストン林道の様なのですが、なんか気になるんですよね。

通行禁止でもないみたいだし、自分でいつか確認したくて、あえて検索で調べたりしていないんです。

分岐点から100メートルくらい先に少し広くなっているところがあったので、そこに駐車して歩いて様子を見に行きます。

気になる分岐。今度は上っているので、右側に見えてきました。
道幅は狭いですが、ぱっと見きれいに整備されてる感じです。
歩いて少し入ってみました。画像では分かりませんが、蜘蛛の巣がけっこう張っています。

うーん。です。なかなかに狭くて傾斜もあります。シェルパとはいえ荷物満載で一人で入って行くには難ありかな。

と判断しました。

今度、日を変えて空荷で出直そうと思います。

バイクに戻って先に進むことにしました。

歩いたので、暑いです。ちょっと一休みします。

一休みしようとしたものの、ブヨの様な虫が大量に寄って来るのですぐ乗車して進みます。

これも醍醐味かな。

真っ直ぐなダート。でも、ゆっくり行きます。

当たり前ですが延々下りが続きます。どっちかというと上りが好きなので、途中少しだけUターンして戻ります。

バイクで入れない支線があって、またまた歩いて寄り道します。一人旅はこういう気ままなところも良いな。

しっかりした土盛り。バイクを停めてまたちょっと歩きます。
森林浴状態。
支線??の道はどこまでも続く感じです。時間があったら行ってみたい。
本線っぽい方の道を進みます。田舎が懐かしくなる雰囲気。
程なく行き止まりでした。こっちが支線だったんですかね。
道端の苔?奇麗なので接写機能使ってみました。

乗車して下り始めます。

しばらく下り続けると、朝、キャンプ場を出るときに少し気になった荷物とリュックの干渉が顕著になってきました。下り道なのと振動で荷物が前にずれてきた様です。

ゆっくり走っているとはいえ、この林道荒れ部分も多く少なからず体重移動するので、危ないと感じる程ではないですが、楽しく走れないという風です。

また安全なところを探して停車。思い切って荷を全部降ろして積み込み直します。

このポリ袋、コスパと雨には最強ですが、内部で少しずつ荷崩れしてしまうのが弱点です。

積み直し完了。

積み直し後は、快適。楽しく下ります。

相変わらずの良い雰囲気。ブヨも相変わらず寄ってきますが。醍醐味。醍醐味。

もうそろそろダート部分も終わりです。気温も上がってきました。

が、もうちょっと寄り道しますよ。

川沿いの支線。暑いけど爽やかです。
4輪の轍もあるし、入ってみたいけど・・・
ここも後日空荷で出直すことにします。
木漏れ日。
川上牧丘林道ダート部分最後の寄り道。ゆっくりゆっくり小川渡りします。
ここから県道68号線に向かいます。

久々の舗装路。楽。の一言。

気がつけば、すっかり晴れていました。暑いはずです。
絵みたいな風景。
山。小川山っていうのかな?
ほんとに絵みたい。おっさんも童心にかえります。

県道68号線から県道106号線に入ります。

テンション上がる直線。北海道行きたい。

ひっそりと控えめに松平林道入り口が見えてきました。が、最初見落としそうになり数十mオーバーランしてから戻ってきました。

松平林道。画像向かって左に林道標識もあります。
荷物満載で悪路。本当に走行注意で行きます。
逆方向から撮ると、結構広い入り口ですね。松平林道。

この時点で13時前、東京まで下道(国道411号線)で帰る予定なので、そろそろ寄り道はおしまいで、淡々と松平林道を走ります。

昔、640アドベンチャーRで来た時より、走りやすくなってる気がします。あの時は上ったからかな?

何の問題もなく松平林道を完走しました。

ここまで来ました。
クリスタルラインを進みます。
甲府市と
須玉町の境目。
支線のダートは通行止め。どんなぬかるみと段差なのか見てみたいけど、諦めます。
寄り道の誘惑に抗いながら、東京を目指しますよ。

昨日通過した焼山峠の分岐まで出てきました。今朝出発したキャンプ場まで戻って、今日は山梨県道206号線ではなく、より広く整備された219号線で山を下ります。

やっぱり広い。スピードに乗り易いので注意して下ります。

かなり麓まで下りて来ました。暑い。

ふと気がつくと、もう午後3時過ぎでした。

いつも休日は夕方に一食だけなんですが、さすがに今日はエネルギー不足になりそうです。

道の駅に寄ります。

が、自宅に食材を買い置きしているのを思い出し、持っていたクルミとナツメヤシを食べます。

バイク乗り用に作られたわけではないんでしょうが、業務スーパーのナツメヤシの袋、タンクに貼りけられて便利です。

胃もたれとかせず、すぐにエネルギーになる感があり、最近この組み合わせを好んでます。

18時間ぶりの食事ですが、たまにこれくらい食事間をあけた方が自分の場合体調良い気がします。

道の駅を出て、国道411号線、先週も走った大菩薩ラインを目指します。

これで寄り道せず大人しく帰るつもりでしたが、そうはいかなかったので、一旦ここまでにします。

ここまでお付き合い、ありがとうございます。

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