結局またバイク関連ですが、自分の身長160cm、股下74cmによりシート高と実際の足つき、取り回しがバイク選びの常に最重要項目の一つになってしまっています。
本来、見た目と性能、乗り味くらいで選べれば最高なんですが、実際公道(未舗装路も含む)で乗り回すとなると、停車時や押し歩き時の取り扱いは無視できません。ロングツーリングの終盤に疲れが出てくると余計そうですよね。
単純に歴代所有したバイクの足つきを良かった順に並べるとこんな感じです。( )内はノーマルシート高です。
2007年式 カワサキ スーパーシェルパ・(810mm)
1994年式 スズキ ジェベル200・(810mm)
1988年式 ヤマハ TDR250・(820mm)
2012年式 ヤマハ ツーリングセロー・(830mm)
たぶん2005年式 スズキ ジェベル250XC・(885mm)
2018年式 カワサキ ヴェルシスX250ツアラー・(815mm)
2000年式 KTM 640アドベンチャーR・(955mm)
このうちノーマルシート高で乗っていたのはツーリングセローまでです。
スーパーシェルパは現在所有中です。シート高の数値的にはジェベル200やセロー225と同じですが、ガエルネのタフギアやフーガ等を履いて跨ると両足が踵まで地面に着きます。 ジェベル200は両足だと2~3cm踵が浮く感じでした。
TDR250は、まあまあ大柄な車体でローシート化を考えていましたが、実際乗ってみるとフカフカ系のシートで両足の指の付け根までしっかり着いて、意外と安心感がありました。
ツーリングセローは、買った当時のカタログ値はシート高810mmとなっていましたが、どう跨ってみても乗り方を変えてもジェベル200と同じとは思えない程高く感じました。両足の指の付け根がそこそこ地面に着く感じでした。片足でようやく踵が軽く地面に着いた様に思います。数値はメーカーの表記ミス?だったらしく、しばらく後に830mmに修正されていました。
ジェベル250XCは、ノーマルのシート高885mmから、リアサスを純正の低車高仕様車のポジションに付け替えて40mmダウン、フロントフォークはノーマルのまま15mmくらい突き出し、さらに30mm程度のローシート加工してました。両足の指の腹が地面に着く程度だったですね。片足だと指の付け根がしっかりついて不安は少なかったです。尻ずらしをしたら片足踵が軽く着きました。単純な引き算だとツーリングセローよりシート高は低くなっているはずなんですが、シート幅が広いのかセローより高く感じました。
ヴェルシスX250ツアラーも現在所有中です。ノーマルでも両足のつま先(指先)は着いてギリギリ乗れなくはない程度でしたが、林道や通勤使用を考えるといちいち停車位置のコンディションを見極めるのもしんどいなと思い、10mm程度のローシート化とノーマルでは角張っていたシートの角を丸めてカマボコ状にしてもらいました。これによって両足の指の腹が着くようになりました。片足だと指の付け根までしっかりとまではいきませんがそこそこ着きました。大きく尻ずらしすれば辛うじて踵が地面に届きます。
640アドベンチャーR、ノーマルは笑ってしまう955mm。大げさでなく自分のヘソの位置より高い所にシートがありました。当時インポーターのトシ・ニシヤマさんの店頭で試乗を勧めて頂きましたが、そっと辞退しました。でもスタイルとパリダカレプリカという背景、車体のつくり、うるさいわけではないのにしびれるエンジン音、盛大なメカノイズと振動とかにやられてしまい、そのまま購入。純正ローダウンリンクもあるし、西山さんに厚底ライディングブーツの製造所も教えてもらったし、オプションでサイドスタンドもあるし、まあ何とかなるだろうと。
ローダウンリンクでリアを30mmダウン(フロントフォーク突き出し15mm程度)、ローシート加工で約50mmダウン、これで実測シート高880mmくらいになってました。更に厚底ブーツ(普通のものよりソールが10mm強全体的に厚くなってます)も出来上がってきて、それに衝撃吸収中敷きを2枚重ねで入れて跨ってみると、両足つま先(指先)がしっかり地面に着く、というか届きました。片足だと指の腹が着き、尻ずらしまですると指の付け根がなんとか届きました。センタースタンドは、親戚の鉄工所で30mm弱短くカットして溶接しなおしてもらっています。
下の写真は上記ローダウン加工を全てやり終えて厚底のブーツも履いたものですが、センタースタンドでバイクを立てているので、自分の腰位置との比較がえらいことになっています。ノーマルシートでスタンドをはらって横に立つとちょうどこんな高さ感でした。
通勤等の日常使いには到底向きませんが、ツーリング専用車としてはロマンの塊でいい感じでした。
今後、それぞれの車両についての足つき、取り回しなどを思い出的なものを絡めながら詳しく書いていこうと思います。
今回も最後までお読み頂き、ありがとうございます。